先月11月20日、原農場がある熊本県菊池市でお米の食味コンクールが行われました。
今年は菊池市のみで255検体エントリーがありました。
11月上旬までにエントリーされた255検体を事前に食味分析計と呼ばれる機械で点数を出し、一次審査が行われました。
この食味分析計とは、近赤外線を使い、お米の水分、タンパク質、アミロース、脂肪酸の4種類を測定し、100点満点で点数を出すものです。
一般的に70〜80点代のお米は美味しいお米と言われ、
食味コンクールの全国大会になれば、90点代のお米も出てきます。
ただ、この食味分析計は美味しいお米の代名詞である「コシヒカリ」を基準にして作られたと聞いたことがあるので、この数字が正しいかどうかは良くわかりません。
原農場では長年「ヒノヒカリ」という品種のお米を栽培しています。
ヒノヒカリは九州を中心に栽培されてきた品種ですが、近年では四国、中国、近畿地方でも栽培されるようになりました。
生まれた頃からずっと食べてきたといのもあると思いますが、このヒノヒカリというお米が一番美味しいと思っています。笑
という事で、2年程前から食味コンクールに出品するようになりました。
以前父も出していたみたいですが、ヒノヒカリはそんなに高得点は出ないという事で出してもなかなか難しいよという事でした。
実際コンクール上位に来るのはコシヒカリ系の品種で点数も80点台が多く、ヒノヒカリは70点台で入賞は少ないです。
まあ出してみないと分からないという事で、数年前から出すようにしたのですが、やはり70点前半でなかなかヒノヒカリで80点台を出すのは難しいみたいです。
しかし、今年はなんと76点というスコアが出て、環境王国菊池基準登録部門という化学肥料や農薬を使用していないという部門で一次審査通過15位中、ギリギリ15位に入賞いたしました!!!
原農場では化学肥料どころか肥料すら使わずに米作りをして、安心安全を一番に米作りを続けてきましたが、美味しさまで評価して頂いたことはとても嬉しいです。食味分析計によってではありますが。
その後、一次審査を通過した15検体で次は食味官能審査がありました。
食味鑑定士と呼ばれる方が色、香り、艶、粘り、味などで順位をつけます。
二次審査で選ばれたお米が美味しいお米と言うことになります。
一次審査を通っただけで十分と思っていましたが、ここまでくれば選ばれたいので、順位発表の瞬間は緊張しました。
ドキドキ、、、ドキドキ、、、
しかし違う方の名前が呼ばれ、残念ながら上位3位までの入賞者に選ばれる事はありませんでした。
ふたを開けてみれば、二次審査の順位も15位中15位で最下位でした、、、、
もしかしたら選ばれるかもしれないと少し期待していた自分が恥ずかしいです…
前向きに捉え、当たり障りのない番人受けするお米だったんだなと解釈しました。笑
味だけでなく安心安全なお米で選んで貰えたら、間違いなく1位になる自信があります!!!
今後も、積極的に食味コンクールに参加し、安心安全だけじゃなく、美味しさまで追求していきたいと思います。
これからも応援の程宜しくお願い致します。