朝晩随分と寒くなりました。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
熊本県では10月15日まで2週間以上真夏日が続き、10月とは思えない程暑い日が続きました。
しかし10月16日から一転、秋の空気にガラッと変わり肌寒い日が続きました。
本日26日の菊池市の最低気温は5度、最高気温は24度と気温差が19度もあり身体がおかしくなりそうでした。
そんな中、原農場では稲刈りも無事終わりひと段落いたしました。
黄金色に色づきました!
天候に恵まれ、順調に稲刈りを行う事ができました!
コンバインという名前の機械で収穫し、籾(もみ)だけをタンクに入れていきます。(籾(もみ)とは玄米に殻が付いた状態)
トラックの荷台に乗せたタンクから、今度は乾燥機に入れていきます。
乾燥機が一杯になりましたら、乾燥を始めます。
原農場では、乾燥速度を1時間に0.5%下がるように設定しています。
お米の貯蔵に適した水分は15%前後ですので、現在26%の水分のお米は、約22時間後に水分が15%になる設定です。
この乾燥速度は設定で早める事もでき、1時間に1%乾燥させたりそれ以上も出来ます。
早く乾燥が終われば、乾燥機からお米を出して空っぽにする事が出来るので、稲刈りをした翌日にまた稲刈りをする事が出来ます。
しかし、早過ぎる乾燥はお米に負担をかけ過ぎ、お米が割れたり食味が落ちたりします。
原農場では、稲刈りから丸一日かけ、じっくりゆっくり乾燥させる事によりお米に負担をかける事なく美味しいお米に仕上げております。
↑ 稲刈り中、メーカーさんより使ってみて下さい!との事で実演機を貸して頂きました!
5条刈で100馬力のコンバインです!
デザインも格好良いですね〜!
稲は、田んぼに列で縦に並んで植わっていると思いますが、その列の事を条(じょう)と呼びます。
コンバインには、1条刈から、6条刈まであり、単純に数が多い程一度に沢山収穫できると言うことになります。
馬力も数が大きい程力が強いという事になります。
原農場で使用しているのは4条刈のコンバインで、馬力も50前後の物が2台。
使用年数も13年程経っているので、至る所ガタがき始めています。
そろそろ買い替える時かな〜と思いながら値段を聞いてみると、
「¥13,000,000」…
とても買えたもんじゃないですね…
お古を大事にのります…笑
稲刈りしながら、合間にお米の乾燥が終わったものを籾摺り(もみすり)します。
乾燥機→粗選機(そせんき)→籾摺り機→石抜き機→グレーダー(ふるい)→色彩選別機→袋詰め
以上の順で籾摺りから袋詰めまで行います。
粗選機(そせんき)で比較的大きめの石やワラクズなどの異物を取り除き、その後籾摺り機(もみすりき)で玄米についている殻(もみ)を取り除き、風を利用して、玄米と籾殻に分けます。
その玄米を今度は石抜き機で、小さな石も取り除き、グレーダーと呼ばれるふるいに掛けます。
ふるいから出たお米は粒の小さなお米で、こちらは販売用ではありません。
ふるいに残った粒の大きいお米を今度は色彩選別機に掛け、光を当てて汚れたお米や、その他お米以外の異物を識別して取り除きます。
そうして出来上がった物がようやく皆さまにお届けできるお米です。
農産物検査も受け、無事に1等のお米に選ばれました。
まぁ、見た目の問題ですから原農場では等級はほとんど関係ないと思ってます(笑)
ヒノヒカリの収穫が終わり、コンバインの掃除をして次はもち米の収穫を行いました。
原農場では、もち米の他に赤米、黒米、緑米もありますので、品種が変わる事にコンバインの掃除をしなくてはいけません。
コンバインだけでなく、乾燥させる乾燥機、籾を入れるタンク、乾燥後の籾摺り工程一式(粗選機、籾摺り機、石抜き機、グレーダー、色彩選別機)の掃除を品種毎に行いますのでなかなかなの重労働です…
そんなこんなでようやく籾摺りや掃除も終わり、ひと段落致しました。
今年は8月の長雨の影響で稲1株あたりの籾数が少なく、穂の長さも例年より短く、結果的に収量は例年より少し少なくなりました。
しかし、9月から10月の天候に恵まれ登熟も進み、粒の小さいお米がとても少なく、登熟歩合は良かったです。
今年も美味しいお米が出来ました!
そして、お知らせがございます!
長い間カミングスーン状態だったオンラインショップが、ようやく開店いたしました。
今までご迷惑をお掛けして申し訳ございませんでした。
これからは是非便利なオンラインショップでお買い求め下さいませ。
今後も商品パッケージのリニューアルを続けてまいりますので、そちらもお楽しみにお待ち下さい。
最後までご覧頂きありがとうございました。