連日猛暑で、厳しい暑さが続いております。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
熊本県菊池市では連日35度の猛暑日が続いております。
しかし湿度は低く、カラッとした暑さです。
菊池市では2週間程雨が降らず、地面がカラッカラに乾いておりましたが、本日8月1日にようやく雨が降りました。
また、オリンピックも始まり、日本人のメダルラッシュが続いておりますね!
毎日ニュースをチェックするのが楽しみです!
さて、前回のブログで田植え後、ジャンボタニシに食べられて無くなってしまった所を補植する仕事について書きました。
その後の仕事は、田植えで使った苗箱を洗いました。
苗箱3600枚を2日で洗ってしまいました!
この専用の機械に水道のホースを繋げて、苗箱を入れると中のブラシで洗われて綺麗になって出てきます。
そして7月13、14日で大豆の種まき行いました。
7月上旬雨が周期的に降り、なかなか大豆の種まきが出来ませんでしたが、7月13日に梅雨明けしましたので無事に種を蒔く事が出来ました。
役1週間後の7月19日の写真です。
鳩に食べられる被害も無く、今年は綺麗に芽が出ました。
今年は約2.5haの作付けです。
大豆の種まき後、田んぼのあぜ草切りを行いました。
梅雨明けしたあと厳しい暑さが続きましたので、やはりこの時期の草切りは1年で一番辛いです…。
1日3リットルは余裕で水を飲んでると思います!
↓ 写真は原農場で一番草切りが大変な場所です。
草刈機で6段も切らないといけません。
傾斜も結構あるので踏ん張る足がかなり痛くなります…。
大変ですが、切り終えて見渡した時の達成感と綺麗になった風景は毎回なんとも言えない感情になります。
草切りが終わり、7月24日〜大豆の中耕(ちゅうこう)作業を行いました。
↑ トラクターで大豆と大豆の間を培土(ばいど)して大豆の根元に土を少し寄せていきます。
そこの部分に生えている草を削り、大豆の根元に生えている草は削れないので土を被せて草が生えないようにする作業です。
↓作業前です。
小さな草が沢山生えてきています。
↑ 培土後の写真です。
草が綺麗に無くなりました。
種まき後2週間以上全く雨が降りませんでしたので、8月1〜2日の雨は大豆にとっては恵の雨となりました。
大豆に続いて、お米を植えている水田も雑草が生え始めていますので中耕作業を行いました。
今年は昨年まで長年大豆を栽培していた所にお米を植えたので、ジャンボタニシがいなくなってしまっていたため、かなりの面積雑草が生えてしまいました。
前回のブログでも書きましたが、ジャンボタニシは稲も食べますが、雑草も食べてくれるので、今回はジャンボタニシがいないせいで草が生えてしまうという結果になってしまいました。
この雑草はナガボノウルシという名前で、水を張った水田で発生します。
長い間大豆を作っていたので、畑状態だったのですが、畑の間はこのナガボノウルシは生えてきません。
水を張ったとたんに生え始めるので不思議です。
畑の状態では眠っている状態なのでしょうね。
困った事に、このナガボノウルシは成長スピードが早く、生命力も強く、1株で何万粒もの種を作ります。
そのままにしておくとナガボノウルシに地面の養分を吸われてしまい、その周辺は稲の葉色が黄色くなってきます。
草の種を残さないだけでなく、稲のためにも取り除く必要があります。
↑ メーカーさんに水田用除草機の実演機を借りる事が出来ましたので、早速試してみました!
↑ 除草機を掛けた後の写真です!
綺麗に取れました!
仕組みは回転する爪で草を削っていくだけなのですが、削り取られた草が水面に浮いています。
しかし、ナガボノウルシの生命力はとても強いのでこれだけではなくなりません。
↑ 5日後の様子です。
水面のナガボノウルシがその場で根を伸ばし、水面から太陽に向かって茎を起こして成長しようとしています。
なかなかしぶとい奴です…
2回目の除草機をかけました。
↑ また綺麗になりました!
大体2回機械をかけると殆どの草は無くなります。
その後は稲の方が成長が早く、稲に日光が遮られ、水面が日陰になるので成長をほとんどしなくなります。
来年には大分、雑草の数が少なくなってると思われます!
ジャンボタニシが多い所から拾って、少ない所に移したりもしないといけませんね!
田植えから約1ヶ月が経ち、4本ぐらいだった苗もこんなに成長しました!
20数本まで分げつ(ぶんげつ)し、葉色の緑も濃くなってきました!
しっかり根が張ってる証拠ですね!
ここまでくると一安心です!
今年はジャンボタニシの被害が多く、補植した後も結構食べられてしまいました。
昨年よりジャンボタニシの数も多かったような気がします。
ジャンボタニシの被害にあった田んぼを一挙にご紹介します。
緑が薄くなっている所や、稲の株がない所はジャンボタニシの被害にあったところです。
今年は15箇所ぐらいの場所がジャンボタニシの被害が酷かったです。
ご覧になられて気付かれたと思いますが、田んぼの隅の方や、畦(あぜ)際が被害に遭いやすい傾向にあります。
田んぼの泥が均一になれていて、高低差がなくなればかなり被害は軽減できます。
代掻き作業がとても重要になってきますね!
来年の課題です!
ここで大事なお知らせです。
令和2年産のヒノヒカリが7月いっぱいで在庫切れとなってしまいました。
沢山のお客様に支えられてここまでやってこれましたが、お客様の期待を裏切る形になってしまった事大変重く受け止めております。
原農場はお米をメインでやってきましたが、そのメインのお米がこんなに早くなくなってしまうとは、米農家としてあってはなりません。
令和2年産のお米は、7月に1ヶ月近く雨が降り、その結果稲の初期生育不良により分げつが少なく、出穂(しゅっすい)直後の大事な時期に台風が2週に渡り来たり、稲の養分を吸い尽くしてしまう「ウンカ」という虫が熊本県は警報が出るほど大発生してしまったりと、稲の生育にかなりの影響がありました。
その結果、予定していた収量より5トンも収穫量が少なく、収穫した段階でお米が足りないという事態になってしまいました。
早い段階で線引きをして量を確保した方が良いのではないか、とも考えましたが、大切なお客様を線引きする事はできず、皆さんに均等に行き渡るように制限はしない事としました。
その為、このように在庫切れのお知らせが遅れてしまった事お詫び致します。
何十年も買って頂いていたお客様に、8月、9月はお米がありませんと言うのは本当に申し訳なく、心苦しいです。
今年はヒノヒカリの栽培面積を増やし、仮に今年もお米の不作になったとしてもカバーできる体制を整えてまいります。
10月上旬、令和3年産ヒノヒカリの新米を収穫致します。
是非、楽しみにお待ち頂ければ幸いです。
今後とも原農場を宜しくお願い致します。