ヒノヒカリの種まきが終わり、次はもち米、赤米、黒米、緑米と4種類の種まきも行いました。
種が混ざらないように毎回掃除するので、種を蒔く枚数は少ないですが大変でした。
なんとか約3600枚の種まきを終わらせる事が出来ました。
原農場では台車に約200枚の苗箱を乗せて運ぶので、あらかじめお手製のパレットに200枚ずつ乗せています!
種まきが終わったので種まき機と倉庫を綺麗に掃除し、機械には油を刺しました。
また来年種まきの時期までしばしお休みです!
そして種まきが終わった苗箱を苗床(なえとこ)と呼ばれる田んぼに並べていく据付(すえつけ)という作業を5月22日に行いました。
梅雨の晴れ間で天気も良かったです。
1年で1番のビッグイベントと言っても過言じゃない作業になります。
原農場では唯一、人手が足りなくて親戚に手伝ってもらいます。
手伝って貰った親戚も農家なので、苗床の作業の時にはこちらから手伝いに行き、いわゆるギブアンドテイクで助け合っています。
最初に黒い根切りマットと呼ばれる物を敷きます。
これで苗箱を取る際に根が切れて剥がし易くなります。
苗箱を並べた後に今度は白いラブシートと呼ばれる不織布を被せて完成です。
これは、保温と保湿の効果があるだけでなく雀などが食べに来るの防いだり、雨風で種が飛ばされるのを防いでくれます。
皆さんのお陰で3時間で作業が終わりました!
中腰作業で家族みんな翌日筋肉痛でした(笑)
無事終わって一安心です。
お疲れ様でした!!
ほっと一息するのもつかの間、午後からは小麦の収穫を行いました!
中力種の小麦、チクゴイズミという品種の麦を刈りました!
さすがに苗床作業の日の夜はバタンキューでした!
翌日も小麦の収穫です!
次の日が雨予報が出てましたので、コンバイン2台フルで動かして1日で約3ha(ヘクタール)の小麦を収穫する事ができました!
中力種の小麦チクゴイズミの収穫も無事終わり、その後は強力種の小麦ミナミノカオリを収穫します。
品種が変わりますのでまたコンバインや乾燥機の掃除を行いました。
↑ミナミノカオリです。
中力種のチクゴイズミに比べて茶色が濃いです。
ミナミノカオリを収穫中、なにか焦げ臭いがかすかに漂ってきました。
どこかで何か燃やしてるのかなと思ってさほど気にせず、コンバインと呼ばれる収穫機の操作に集中しておりました。
なんとかその日刈る予定の場所をすべて終わり、翌日また違う品種のシロガネコムギと呼ばれる薄力種の小麦を収穫する予定でしたので、コンバインの掃除を行いました。
すると、コンバインの最後尾から煙が出てるじゃありませんか!!
覗き込むと、収穫した麦から実を取ったあとに残った茎の部分をカッターで細かく砕いて畑に出す部分があるのですが、そこに麦わらが詰まっていて、そこから煙が出ていました!
↑慌てて取り除いた後です。
火がくすぶっていました…
危うく火が出る所でした…笑
普通は、ワラが詰まった場合ある程度負荷が掛かるとエンジンが止まるようになっているのですが、今回は微妙に詰まっている状態でずっと機械を動かしていたので、麦わらが回転する部分の摩擦熱で高温になり焦げていたみたいです。
こんな事もあるんだと勉強になりました。
やはり臭いがした時は作業をやめて確認するのが一番ですね!
機械も自分も大事に至らなくて良かったです!
5月22日に据付を行った苗ですが、一週間後の5月29日には2センチ程伸びていました!
小さくて可愛いですね。
無事に生えているようで一安心です。
薄力種の小麦シロガネコムギの収穫も終わり、あとは強力種の小麦ミナミノカオリを植えている畑でまだ少し熟れてないところを収穫するだけとなりました。
裸麦、もち麦に続いて中力種のチクゴイズミの乾燥調整、袋詰めの作業も行なっております。
こちらは中力種のチクゴイズミです!
フレコンバックと呼ばれる食品用の大袋に入れて、こちらも前回のブログでも書きました松合食品様に出荷致します。
こちらはこだわりの醤油の原料として使用して頂いております。
今年は全体的に豊作で予定いていた量よりとても多いです!
冬が当たり前に寒く、春とても暖かい日が多かったのが要因でしょうか。
今年は遅霜の被害もないみたいです。
昨年がチクゴイズミが予定の半分の量しか収穫できませんでしたので、今年の豊作はとても嬉しいです!
残りの小麦の乾燥調整、袋詰めまで終わりましたら穀物の検査を受け、ようやくお客様に出荷する事が出来ます。
6月中旬頃には出荷できると思います!
お待たせして申し訳ございません!
今しばらくお待ち下さいませ。
引き続き原農場を宜しくお願い致します。