原農場がある熊本県菊池市では、本日日中の気温が30度の真夏日を記録しました!
午後2時の時は全国で菊池市が一番暑かったみたいですけど、その後大分県に更新されたみたいです。
なんか悔しいです。
いやーやはり今日は暑さが違いましたね。
最近の原農場では、種まきの準備を始めました。
まずは種まきの時につかう土を準備します!
原農場では地元の建設会社で販売している、山土をふるいにかけたものを使用しています。
土には黒土と赤土がありますが、以前黒土を使い、苗が雑草だらけになってしまったのでそれ以来赤土を使うようになりました。
黒土は表層土で落ち葉など植物の腐敗物などでできています。有機質なので作物は育ちますが、草の種なども入ってます。
一方赤土は深層土で火山灰が積もってできたものです。
また、以前黒土を使った苗は田植え機が苗を押し出しきれずにうまく植えれなかった事もありました。
それから、赤土を使うようになり、
赤土だけでなく、籾殻(もみがら)を炭にしたものを混ぜて使用しています。
お米を収穫する時の稲についてる殻の事を籾殻(もみがら)と言います。
この殻を剥いだものが玄米です。
お米は収穫時や乾燥させる時は籾殻の状態で、その後「籾摺り(もみすり)」という作業を行い、玄米にしています。
原農場では、その籾摺り(もみすり)で出た籾殻を、炭にして、種まきの時の土に使用しています。
籾殻を混ぜる理由は、苗がポットから抜けやすく、田植え機がつまらなくなるだけではなく、
水はけを良くし、根の健康を促進したり、微生物を増やしたりする効果もあります。
原農場では農薬を使用していないので、籾殻にはもちろん農薬の心配がありません。
外部から仕入れてるわけではないので安心して使えますね!
↑購入してきたのものは、カラッカラに乾いていますので、広げて水を掛けます。
↑そこに籾殻薫炭(もみがらを炭にしたもの)を入れます。
↑それをよく混ぜて出来上がりです!
↑今年は約10トンの土を準備しました!
その次の日は脱芒(だつぼう)という作業を行いました。
種まきで使用するのは、玄米ではなく、先程話にもあった殻が付いた状態の籾(もみ)を使用します。
この籾(もみ)というのは、コンバインというお米を収穫する機械で収穫し乾燥させた状態のものです。
籾には枝梗(しこう)や芒(のぎ)と呼ばれる枝や髭のような物が付いています。
種まき機で苗箱に種を蒔く時にこれが引っかかりうまく蒔けない事があるので、こういった機械で取り除きます!
↑長い髭みたいなものがそれです!
↑今年は約300kgの種もみを準備しました!
量が多いので少し時間が掛かりましたが、原農場では自分の所で採れたものを種として使用する、自家採取にこだわっています。
そして、本日は家庭用の夏野菜を植えました!
↑簡易ハウスにトマトを、そしてキュウリや茄子、ピーマン、オクラ、シソなどを植えました。
野菜作りは素人ですので、野菜の苗はもちろんホームセンターで購入してきたものです!笑
農家はなんでも作れると思ってる方がいらっしゃると思いますが、多分自分の専門分野以外は知らない方が多いと思います。
野菜作りに慣れてないのもありますが、もちろん家庭用の野菜も農薬なんか使いたくないですから、虫や病気にやられてしまって収穫にいたらない事がよくあります…
無事に収穫できますように!
夏野菜楽しみです!