朝晩随分と冷え込むようになり、服装も徐々に冬服に衣替えしました。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
原農場では、10月中〜下旬無事に稲刈りも終わり、収穫機のコンバインを隅々まで掃除しました。
この時にVベルトに異常がないかなどの点検も忘れずに行います。
年間で使用する機会は米と麦の収穫の時期だけですので、必要な時に機械が使えないといけません。
異音がする場合は、どこかのベアリングにガタがきているので、メーカーに修理を依頼します。
今回は異常なさそうです!
稲刈りが終わり、次は籾摺り(もみすり)をしました。
籾を剥ぎ、玄米にして30kgの紙袋に詰める作業です。
今年は稲の天敵「ウンカ」という虫が大量発生し、7月の長い梅雨による日照不足で生育が悪く収量・品質共にとても悪くなりました。
原農場でもここまで収量が少なかったのは稀です。
慣行栽培では1反(約1000㎡)あたり、8俵〜9俵(480kg〜540kg)、良い所では10俵(600kg)お米が穫れると言いますが、原農場では平均6俵(360kg)しか穫れません。
しかし今年は4.9俵(294kg)しか穫れませんでした。
昨年より少し面積が増えてたのですが、例年より2割も少ない収量でした。
お米の粒も小さいです。
今年は原農場だけでなく、どこの農家さんもかなり収量が少なかったみたいです。
天候に大きく左右されるので、農業は本当難しいですね。
籾摺りが終わりましたら、次は麦の準備です。
稲を刈り終えた田んぼを、鋤(スキ)で掘り起こし荒耕起します。
一般的な耕耘(こううん)作業よりも作業時間を短縮できます。
荒く耕起する事で雨のあとでも排水が良くなり、次の作業が行いやすくなるという利点もあります。
こちらは10月中旬の大豆畑です。
黄色く色づき始めています。
約1ヶ月後にはこうなりました。
11月上旬には葉っぱが綺麗に落ちてしまい、収穫の時期となりました。
所々、通路に草が生えたり、葉っぱ落ちていない所があるので、そこを鎌で切り落とします。
昨日大豆の収穫も行いました。
草丈が20cm程しかなく、とても刈り取りにくかったです。
ですが粒は大きく綺麗な大豆が収穫できました。
現在機械で乾燥させている所です。
麦の種まきが終わりましたら、袋詰め、選別を行い12月下旬頃販売出来ると思います。
そして現在は、大豆刈り取り後の畑や、稲刈り後、荒耕起した田んぼを今度は耕耘して綺麗に整地しています。
この作業が終わりましたら、来週より麦の種まきを行います。
今年は約15ha(ヘクタール)に麦の作付けを行う予定です。
頑張ります!