10月に入り、より一層朝晩冷え込むようになりました。
ヒンヤリとした空気が個人的に好きな季節です。
9月下旬頃まで畦道に彼岸花が咲き乱れて綺麗でした。
9月中旬、彼岸花が咲く前に始めた草切りですが、草切りの後半は彼岸花を切らないように切っていたので少し手間が掛かりました。
この辺りは彼岸花が植えてあり、この時期はとても綺麗です。
通り掛かりの人が、車から降りて写真を撮る様子を何度も見掛けます。
そして、10月3日より稲刈りが始まりました。
収穫時の水分も27%程でしたので、熟れ具合も丁度良いみたいです。
今年は稲の天敵「ウンカ」が大発生している年でしたので収穫できるかかなり心配でした。
被害は出ているものの、田んぼ数枚程度に収まっていたので良かったです。
↑ウンカの被害が出たほ場
稲の養分を吸い枯れてしまっています。
吸われた稲は実が小さくなったり、お米の質も悪いため、ほとんど収穫しても意味がありません。
通常であればウンカと、ウンカを食べてくれる虫の割合がウンカの方が少なかったり、同じぐらいであれば被害は出ません。
今年みたいに大発生(例年の数十倍と言われています)されると、益虫だけではウンカの繁殖を抑える事は難しいです。
最近の異常気象の影響で東南アジアから飛来するウンカの数も今後増えてくると予想されます。
お米づくりも段々と厳しい時代となりそうですね。
先日の「稲作研究会」で去年より1平方メートル辺りの穂数は多かったので、収穫が増えると期待していましたが、実際収穫して籾摺りしてみると粒が小さく未熟米として商品にならないお米が多く、収量は去年より悪そうです。
原因は7月の長い梅雨で稲の生育が悪かった事が1番だと思います。
農業は天候に左右されてしまう、弱い産業と痛感いたしました。
とにかく、最後まで順調に稲刈りが進みますように。
稲刈りと並行して、籾摺りも行っております。
粗選機→籾摺り機→石抜き機→グレーダー(ふるい機)→色彩選別機という流れで機械に掛けます。
それぞれの役割は
粗選機… わらくずや、木くず、比較的大きい石などを取り除きます。
籾摺り機… 籾(もみ)を二つのゴムローラーで殻を剥ぎ、玄米にします。
石抜き機… 小さい石を取り除きます。
グレーダー… 粒の大きいお米と小さいお米を分けます。
色彩選別機… 高性能のカメラで流れてくるお米の色を識別し、色が付いたものや、ガラス、透明樹脂などの異物も取り除きます。
↑籾摺り機
↑色彩選別機
もう少しで新米をお届けできます!!
その時はまたお知らせ致します。