稲刈りも終わり、ひと段落したのもつかの間
次は麦の準備をします。
まずは、トラクターにサブソイラーという機械を付けて、田んぼに溝を掘っていきます。
これは田んぼの水はけを良くする効果があります。
田植え前に念入りに代かきという作業をしてトロトロの泥にして水が溜まりやすくしているので、
田んぼの水を止め、乾燥させたあとは深いところまで固まっています。
そこで、その固まっている層の下まで溝を掘る事で雨が降っても水が溜まらなくなります。
作業後の田んぼの写真を見てもらうと分かると思いますが、斜めに溝を掘っています。
これは、深く溝を掘るため来年田植えの時、田植え機が溝にはまってしまわない為です。
田植え機はぬかるむドロドロの所でもスイスイ動けるようにタイヤの幅は10cm程しかありません。
そして、田んぼの畔(あぜ)に対して平行に植えるので、真っ直ぐ溝を掘ってしまうとタイヤが溝にはまってしまいます。
なので田んぼに対して斜めに溝を掘っています。
その後はカルチという機械をトラクターに付けて田んぼを荒目に耕起をします。
鋤(スキ)が沢山付いていて、泥を掘り起こしひっくり返します。
これも、麦の播種前に雨が続いても田んぼの土が乾きやすくなる為の作業です。
これで、雨が降っても晴れの日にすぐに乾くので安心です。