7月6日無事に田植え終わりました!
いや〜疲れました(笑)
年々疲れが酷くなっている気がします。笑
5月の麦刈りに始まり、6月の田植えと、1年で一番忙しい時期が無事終わりホッとしています!
通常日曜日は定休日となっているのですが、5月と6月は日曜も仕事しないと終わらないので、丸2ヶ月連勤でした!
フルマラソンを走り終えた達成感ですね!
走ったことはないですけど!笑
ようやく一息つけました!
原農場のスタッフの皆さまお疲れ様でした!
これから、天気が良いことを祈り、良いお米が収穫出来たら嬉しいです!
今年は田植え初日は土砂降りの雨でしたが、その後はカンカン照りで田植え後の苗の活着も良く、稲の生育は良さそうです!
忙しいを理由にしてはいけませんが、ブログの更新が全く出来ておりませんでしたので、作業の紹介が溜まってます!
かなりさかのぼって5月からお伝え出来ればと思います!
長くなりますが、最後までお付き合いいただければ嬉しいです!
5月3日、脱芒(だつぼう)という作業を行いました。
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もみシェーバーという機械を使い、種籾(たねもみ、お米の殻が付いた状態)についている芒(のぎ)と呼ばれる、籾からピョンと出ているヒゲのようなものを削る作業です。
芒が付いている状態だと、種まきの際にポットの穴に綺麗に入らなくなってしまうので、それを防ぐ役割があります。
先月種まきに使用する土を自家製の籾殻薫炭(もみがらくんたん)と混ぜる作業を行いましたが、今度はそれをフレコンバックと呼ばれる大きな袋に入れました。
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このフレコンを種まきの時にフォークリフトを使用して種まき機に補充します。
予備も含めてフレコン11本の土の準備が出来ました!
苗床畝立て
5月8日、苗床(なえとこ)の畝(うね)立てを行ないました。この畝に種まきをした苗を並べていきます。
2m幅で管理機で溝を作り、レーキを使って均しました。
2m幅で長さ約40mを18列作りました!
田んぼは2箇所使用してます!
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この頃、麦はこのような状態です。
黄色く色づき、もう少しで収穫です。
5月10日、麦収穫前にコンバインの掃除を行ないました。
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前回使用したのは去年の10月、稲の収穫の時です。
その時に掃除をしているのですが、少し籾(もみ)が残っていました!
麦刈りの準備万端です!
5月14日、塩水選、温湯消毒を行いました。
まずは、塩水選からです!
卵が浮くぐらいの塩分濃度にした水に、種もみを入れ、比重の軽い浮いた種を網ですくいます。
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沈んだ重い籾(もみ)を種として使用いたします。
4月に唐箕(とうみ)と呼ばれる道具を使い、風の力を利用して籾を軽い籾と重い籾に分けました。
今回はその時の重い籾を使用しています。
風と塩水の2つの選別で選び抜かれたものを種として使用します。
塩水選で残った籾を網に入れ、流水で塩水を洗い流し、次は温湯消毒(おんとうしょうどく)をおこないました。
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60℃に温めたお湯の中に10分間浸し、稲の病原菌を死滅させる目的があります。
人間にはちょっと熱すぎますが、温泉に漬かっているみたいで気持ちよさそうです!
その後、すぐさま流水に浸けて熱を取ります。
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熱が冷めたら、水を張った桶に2日程浸け、「芽出し」と呼ばれる作業を行います。
これにより、籾の発芽を促し、それぞれの籾の生育を揃える狙いがあります。
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芽出しを行った後は水から上げ脱水し、パレットなどに並べて陰干しして、これ以上芽が出るのを止めてしまいます。
種まきの際には濡れているままでは綺麗に蒔かれないので、できるだけ乾いていた方が良いです。
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裸麦収穫
5月15日より裸麦の収穫を行いました。
穂首が少し曲がるぐらいが裸麦の収穫適期と言われています。
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裸麦の収穫が終わり、次は品種が変わる為コンバインの掃除を行いました。
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5月19日〜21日、水稲の種まきを行いました。
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種まき機に、苗箱、土、種籾、被せる用の土を用意すると、自動でやってくれます!
苗箱をセットすると、下から1枚1枚苗箱をコンベアに流してくれて、その次は苗箱に土を入れていきます。
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その次は、土を少し押し込み種を蒔きます。
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4粒~5粒の種が入っています。
その次はまた土をかぶせて、スクレーパーで余分な土を落としていきます。
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今年は苗箱3600枚に種を蒔きました!
種まきが無事終わりましたので片付け、掃除を行ないました。
土埃が舞って倉庫中が汚れてます。
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綺麗になりました!
5月22日、種まきした苗箱を5/8に作ったを苗床(なえとこ)に並べる据え付け(すえつけ)という作業を行いました。
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家族、親戚、近所の農家さんなど総勢15人ほどで行いました。
水を張った田んぼの、畝(うね)を作った部分を、動力のレベラーでより均一にならし、根切りマットを張ります。
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そこに先日種を蒔いた苗箱を台車に載せ、台車の運転手が等間隔で4枚づつ置いていきます。
それをまた別な人が綺麗に並べていきます。
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苗箱を並べたら白い「ラブシート」と呼ばれる保温のシートを被せて、風で剥がれないよう泥を隅に乗せて完成です!
1列約200枚、18列で3600枚並べ終わりました。
重労働ですが、3時間でさくっと終わることができました。
手伝いに来ていただいた方ありがとうございました。
とても自分たちだけではできない作業なので感謝です!
もち麦収穫
5月23日よりもち麦の収穫を行ないました。
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今年はもち麦だけ種まき後の発芽不良、生育不良でほとんどの畑で種の蒔き直しをおこないました。
生育が遅れ、草も沢山生えてしまいました。
汎用コンバインで収穫できたところもありますが、何枚か草の方が多くて収穫不能の所もありました。
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どこが麦か分からないぐらい草が生えてしまいました。
麦は熟れて水分が少なくなっていくのですが、草はずっと青いままですのでこのまま収穫すると、草の水分が多いので収穫する機械がつまってしまい、作業の手間がとても増えてしまいます。
数枚の畑は収穫出来ずにトラクターで耕耘(こううん)して鋤き込みました。
もち麦の収穫が終わり、次は小麦の収穫の為、混ざらないようにコンバインの掃除を行ないました。
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5月27日より小麦の中力種のチクゴイズミの収穫を行ないました。
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小麦のチクゴイズミの収穫が終わり、次はまた品種が変わるのでコンバインの掃除を行ないました。
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シーズン中に何回掃除するんでしょう(笑)
もう慣れてしまいましたけど大変です!
掃除で舞ったゴミが顔や首など肌に触れチカチカします。
5月29日、小麦の薄力種のシロガネコムギを収穫しました。
その後、次また品種が変わるのでまたコンバインの掃除を行ないました!
6月2日〜小麦の強力種のミナミノカオリの収穫を行ないました。
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ミナミノカオリはシロガネやチクゴと違って穂の色が少し濃い茶色をしています。
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収穫後はまたコンバイン掃除です。
2台のコンバインを使用しているので5品種の麦で2台ずつ、1シーズンで合計10回ものコンバインの掃除をしています。(笑)
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今回ミナミノカオリでコンバインの出番は終わりですので、最後は麦粒1つも残らせないほど丁寧に掃除を行ないました。
土埃や麦収穫の際の塵で真っ黒になってますので、タオルで綺麗に拭き上げ、各所オイルを注入して終わりです!
今シーズン少しベアリングの異音があったので、次のお米の収穫までに修理に行ってもらいます!
麦の収穫お疲れさまでした!
だいぶ年季が入ってきましたがまだまだ頑張ってもらいたいです!
6月4日、苗床のラブシートと呼ばれる白い保温シートを剥ぎました。
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保温で苗の生育を良くするのと、雨風から守り、カラスや雀などの鳥害を防ぐ役割もあります。
播種後2週間~20日頃草丈が10センチ程になりシートを持ち上げてこんもりしています。
ラブシートを剥ぐまでは中の様子が見えないので、「ちゃんと育っているかな~」と剥がす瞬間はドキドキです。
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無事に全ての苗が順調に成長していました。
種まき1週間頃から定期的に苗にローラー掛けを行なっております。
これは麦踏みの原理で、苗を強くし、根の張りが良くなったり、収量が上がったり、台風などで倒伏しにくくなるなど良いこと尽くめと言われており、数年前より菊池七城稲作研究会(通称 菊七会)で試験的にローラー掛けをして研究していたのですが、ローラー掛けした方が良い結果が出る事が多い事が分かりましたので、今年から本格的にローラー掛けを行なってみました。
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農薬や、肥料を使わないでお米の栽培を行なうにあたり、どうやって収量や食味を良くするか、永遠の研究テーマです。
そんな中で苗をローラー掛けをすることで生育や品質が良くなるならば、しないわけにはいきません!
5月25日〜6月12日までの期間は、麦収穫後の畑をトラクターで耕耘(こううん)して麦ワラを土に混ぜ込みました。
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熊本県では6月11日に梅雨入りし、例年より少し遅い梅雨入りとなりました。九州より関東地方の方が早い梅雨入りというのも珍しかったですね。
昨年は確か、5月15日頃に梅雨入りし、丁度麦の収穫時期でしたのでとてもヒヤヒヤしたのを覚えています。
6月11日から梅雨入りし、雨の日が続きましたので畦塗り(あぜぬり)を行いました。
これは、トラクターの後ろに畦塗りの機械をセットし、元ある畦を新しく土で固めていく作業です。
田んぼに水を張る際に水が溜まりやすくなったり、高低差のある田んぼの水が漏れて土砂崩れが起きるのを防いでくれます。
高低差がある田んぼを中心に畦塗りを行いました。
この作業は泥を塗り固めていくので土の水分がとても重要です。
ですので、雨が降って良く湿った時がやりやすいです。
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後ろからカラスや白鷺が付いてきてます(笑)
畦からミミズや虫が出てくるのでそれを待っているようです。
6月8日〜6月16日の間他の作業の合間に田んぼの畦(あぜ)の草切りを行いました。
通常雨の日にカッパを着てまで草切りはしないのですが、この時期だけは時間が足りないのでカッパを着てから草切りとなります。
カッパを着ると蒸れて暑くなるので嫌いですが、幸いにも気温が22度程でしたのでカッパを着ても暑くありませんでした。
6月16日より田んぼに水を入れ始め、翌日6月17日〜7月4日まで代かき(しろかき)という作業を行いました。
同じ田んぼを2回代かきし、1回目を荒代(あらしろ)2回目を植代(うえしろ)と呼ぶこともあります。
2回する事により、地面が均一になったり、土がより細かくなり田んぼの水持ちが良くなったりします。
少ない水でも田んぼに水が溜まるようになります。
下の写真は全て1回目の代かきです。
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![](/wp/wp-content/uploads/2022/07/29894666-E3E7-495B-8EC2-374F87687669-1024x768.jpeg)
![](/wp/wp-content/uploads/2022/07/E7F6365D-2010-48FB-AFBB-9D49C9E66590-1024x768.jpeg)
代かき作業の風物詩がこちらです!
代かきを始めると何処からともなく白サギが集まってトラクターの後ろをずっとついて来ます!
最初は可愛いと思っていましたが、カエルや虫達を根こそぎ食べてしまうので生態系が崩れないか心配になります。
6月25日より田植えを始めました。父は代かき作業を進行中です!
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田植え初日は土砂降りの雨で雷もなっていましたので、途中何回か作業を中断しましたが、何とか初日計画していた面積の田植えをすることができました。
カッパを着ていたのに中はびしょ濡れになりました。
どこか穴が空いているようです(笑)
翌6月26日からはカンカン照りの田植え日和が続きました!
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![](/wp/wp-content/uploads/2022/07/BF84C125-526E-4810-AA80-FADBB836A342-1024x768.jpeg)
![](/wp/wp-content/uploads/2022/07/AB058072-F583-4805-B7A6-CAF7C0FA0F88-1024x768.jpeg)
![](/wp/wp-content/uploads/2022/07/5B1AD75D-A7B2-4FAC-AB1B-902D44CC9E01-1024x768.jpeg)
黒く丸い物体は外来生物のスクミリンゴガイ通称ジャンボタニシです!
稲を食べる生物で米農家の天敵です!
繁殖力が物凄く、沢山の卵を産みます。
田んぼの水が多いと活発になり、逆に少ないと動きが制限されるので、田植え後の1週間の水管理がとても重要です!
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田植え中、ふと用水路を覗くと、イモリがいました!
上から見ると真っ黒なのですがお腹は真っ赤です。
用水路には湧水が流れているので生き物も沢山います!
こんな自然豊かな場所で米作りが出来ているのが原農場の自慢です!
6月25日から田植えが始まり、7月6日に苗床の田植えをしてようやく、100枚の田んぼの田植えが終わりました!
今年は初日だけ雨が降り、後はほとんど晴れの日が続いたので暑さがキツかったです。
田植え機自体のトラブルもなく無事に終えられて良かったです。
最後は田植え機を綺麗に洗い、油を注して倉庫に保管しました。
田植えお疲れ様でした!
田植えが終わった翌日からは苗箱洗いをおこないました。
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その際、角が欠けていないか、割れていないか確認します。
毎年100枚程処分し、新しい物と更新しています!
7月11日田んぼの除草作業を行いました。
昨年実演機を借りた際、綺麗に除草できたので今年除草機を導入致しました。
先ほど米農家の天敵であるジャンボタニシの話をしましたが、このジャンボタニシは悪いだけではありません。
稲も食べますが、実は雑草も食べてくれるので上手に活用すれば雑草の生えない田んぼを作ることができます。
しかし、もとからジャンボタニシが少ない田んぼや、昨年大豆を栽培したあとの畑に田植えする場合などはタニシが少なくなるので草が生えることがあります。
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綺麗になりました!
機械の操作を誤ると稲がぐじゃぐじゃになってしまうので神経を使います。
1回だけでなく1週間〜10日起きに後2回、合計3回除草すると綺麗に草が無くなります。
昨年までは人力で除草作業を行なっていたのでとても大変でした。(笑)
何日も掛かっていた作業が数時間で終わりました!
6月18〜19日、7月12〜7月16日の間、麦の袋詰めを行いました。
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薄力種のシロガネコムギが早く在庫切れしてしまいましたので、6月中に袋詰めを行い、残りは田植えが終わってから行いました。
麦の収穫が終わって乾燥機で乾燥させてそのままでしたので、麦ワラや草の種などを取り除き、ふるいにかけ、粒の大きいものだけを選別したり、色彩選別機で異物を除去したりして30kg毎、紙袋に詰めました。
生育不良だったもち麦以外は例年通りの収量でした。
今年は約31トンの麦が収穫出来ました。
最初の田植えから3週間経った稲の様子です!
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毎日見てると気付きにくいですが、こうしてみると成長したのが良くわかりますね!
今年も美味しいお米ができるように水管理に注意していきます。
あとは天気が良い事を祈ります!
5月からの長丁場で本当に疲れましたが、今年も無事に田植えを終えることかできて良かったです。
今年の新米も楽しみにお待ちください!!
最後までお付き合い頂きありがとうございました!