七城町について

田んぼ横の川は全て湧き水

周辺は水源が多く、近所の方が野菜などを洗う姿を目にします。38m掘れば水が湧きます。初夏になると蛍が遊びにやってきて、とても綺麗な光景です。春はちょうちょ、秋はトンボ。様々な生き物がやってきます。

歴史ある亀尾地域

熊本の名水百選にも選ばれている前川水源がすぐそばにあります。この場所は元々、菊池十八外城のひとつの亀尾城があった場所を公園として整備したもの。今でも堀や土塁が残っており、往時の様子を今に伝えています。

父の代から続く田植え体験

初夏と秋に田植え体験・稲刈り体験を行っています。当時お父さんに連れられてきていた少年がお嫁さんとお子さんを連れて遊びにきてくれる、長く愛されるイベントになりました。

農場の紹介

  • 大豆畑
  • 作業場
  • 麦の畑
  • 前川水源
  • 米の田んぼ

大豆畑

7月上旬、田植え後に大豆の種まきをします。この時期から夕立がくるようになり、種まき直後に夕立に遭うと、土が固まりうまく芽が出ない事も。種まきの時期は気象予報とにらめっこしながら夕立が来ないように祈ってます。

作業場

ここではお米の精米、荷造り、米せんべいや大豆、麦の焙煎、小麦の製粉、袋詰めなどを行なっております。穀物の貯蔵施設は大小合わせて3つあります。

麦の畑

原農場では、チクゴイズミ、ミナミノカオリ、シロガネコムギ、イチバンボシ、ダイシモチの5種類を栽培しております。小麦粉(中力、強力)、もち麦、押し麦、丸麦、麦茶、うどん、そうめんなどの商品があります。

前川水源

熊本の名水百選にも選ばれております。連日県内外から多くの方が水汲みに来られます。気候の良い季節は、シートを広げてくつろがれるお客様もおられます。

米の田んぼ

熊本の名水百選にも選ばれている「前川水源」と同じ湧き水が用水路に流れております。用水路には小魚やホウネンエビ、イモリやサワガニ、カワニナなどが生息しております。夏には蛍が舞います。

原農場の1年

土づくり

そのほ場から出る残さ(稲わらや麦わら)を耕して土に還元します。土に住んでいる微生物の力で分解してもらいます。米と大豆は化学肥料や有機肥料、堆肥も使用せず、自然のまま栽培しています。麦には、原料が遺伝子組み換えではなく、製造時などに添加物も使用していない、有機JASで使用を認証されている菜種油の搾かすを使用しています。

田植え体験

毎年5月の連休頃に行なっております。20年以上続く人気のイベントになりました。
毎年100名程の人に参加して頂いており、毎年参加されるお子さんは年々上達していき、大人顔負けです。

草切り・草取り

4月〜10月にかけてあぜの草切りを行います。この作業が1年で一番大変な作業です。夏場は熱中症になることもあります。また、7月〜9月には田んぼの中の稲の草取りを行います。
機械で除草して、残った所は手で取っております。腰をかがめて取るので腰がとても痛くなります。

稲刈り体験

毎年9月の第4日曜頃に開催しております。こちらも20年以上続いてる人気のイベントです。自分が田植えした物を収穫する喜びを感じて頂いております。稲刈り後はみんなでBBQをして楽しみます♪

米せんべい焼き体験

地元の小学生が地域で仕事をしている人に話を聞きに行くという授業で、原農場に米せんべいを焼く所を見学に来られます。米せんべいを焼くところを見てもらったり、焼きたてを食べてもらったり、一人づつ実際にせんべい焼きを体験してもらったりしてとても喜ばれます。後日小銭を握りしめて「せんべい買いに来ましたー!」と来られた時は嬉しかったです。嬉しくておまけでせんべいをもう一個プラスしてあげました(笑)

馬作り

原農場がある、前川という地区には昔からこの「馬作り」という伝統行事が今もなお残っております。
馬は昔は農耕馬として重宝されていたので、五穀豊穣を願って、稲わらで馬を作ったのが始まりとされています。前川では正月に集まって1軒に1匹の馬を作ります。子供の頃から行事に参加するので、前川地区の人はみんな作る事が出来ます。